文部省の定義では一度でもやり返したらいじめではないそうだ。いじめた子にとっては無残に殺されたうえ家族の人生までむちゃくちゃにされるという大きすぎる代償を支払わされた。むかつく奴だからいじめた?いやなやつだからいじめた?いやいや特に理由はないけどからかいやすかった?なぜいじめが起こったのかその本質を窺い知ることはこの本ではできませんでしたが日本では学校が犯罪無法地帯であり、殺した子殺された子のどちらもこの法制度の被害者なのでしょう。この家族はわが子が殺されるくらい人から恨まれる行為をしていたという事実が根底にあることを忘れてはいないだろうか。そんな子を育てた家族の思考回路が理解できた。自己を顧みるより彼らは他者への嫉妬に生きたわけです。著者の一見一方的とも取れるまとめ方には実は歪んだ社会構造への問題提起が見てとれると思いますがいかがでしょうか?
この事件のことを知ってかなり衝撃を受けました・・・。
<br /> 遺族の死ぬような苦しみ。そして殺人犯が弁護士として地方の名士になっていること。
<br /> 家族を殺されたものが何十年も苦しみつづけるとは・・。
<br /> 加害者側も金おしさか、貧困に苦しむ被害者家族に賠償金をまだ700万円も支払っていないとのこと。
<br /> 何より加害者の少年が当時のマスコミを巻き込むほど口が巧みで、学校側ですら、加害者の少年も通り魔の被害者だと信じきっていたなど。
<br /> 確かに弁護士には向いているのかもしれないが。
<br /> このあまりにも衝撃的な内容に長く考えさせられました。
衝撃的な本でした。
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<br />犯罪は加害者の刑を審議するもので、残された被害者の救済は一切ありません。
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<br />この本はそういった、世の中の矛盾を指摘したノンフィクションです。
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<br />実際にあった内容なので、遺族の感情がよく表れています。
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<br />今の司法のあり方などに欠陥がある事を改めて考えさせられた本です。
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