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| ガン日記―二〇〇四年二月八日ヨリ三月十八日入院マデ
(
中野 孝次
)
俗な言い方で失礼。「清貧の思想」でメジャーになられたドイツ文学専門の文筆家が
<br />亡くなられて2年後(ことしらしい)。
<br />発見された最期の日記を単行本化したものです。それも
<br />和紙73枚に浄書された状態とのことです。
<br />
<br />がん治療についてのご本人の見解や、世相を反映した事件についての感想
<br />(京都の養鶏場での鶏大量死かくし)などが文語調ではありますが、
<br />大変分かりやすく読みやすく綴られています。
<br />ガンの治療に関してはセカンドオピニオン、サードオピニオンが体現されています。
<br />
<br />特にいいのは奥様が書かれた「夫が亡くなるまでの日々」です。
<br />この方にこの伴侶ありだなとつくづく思わされます。愛情があふれています。
<br />
<br />著者による「死に際しての処置」、控えめで気配りあふれる人柄があふれていて
<br />見事でした。いいほんです。病気で寝ている方、今は健康でもガン治療に関心のある方
<br />中野先生のファンに、みんなに読んでほしいです。
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