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| 彼女は嘘をついている
(
小泉 知樹
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日本の裁判制度の問題を突く、非常に重要な問題提起の本です。
<br />一度警察が逮捕して送検したら、いかに無罪を主張しても、それを認めてもらうことが困難か、というかきちんとした裁判を行ってもらうことが困難か、そして多大な費用がかかるか、多大な労力がかかるのか。
<br /> 当初から無実を主張しているのに、長期間拘束され、多大な苦労をしている作者の、控訴、上告を棄却した裁判官の責任を社会はなんとか問えないのか?
<br /> 絶対に日本の刑事裁判はおかしい。作者の力は微力でしょうが、その筆に込められた真摯な思いが私の心を打ちました。
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