私は本来仏教に興味があるのですが、僧侶である玄侑宗久氏との対談を読んで、この本に興味を持ちました。
<br /> この本に書かれている話はどれもすばらしく、命の大切さというものを教えてくれます。著者が立ち会った死ぬ間際の人たちの中でも、最初は悪い感情を持っていた人がいたことなども隠さず書いてあります。この著者の真摯さが伝わってきます。
<br /> いくつかのエピソードでは、読んでいて涙が出てきました。
<br /> 仏教であれキリスト教であれ、本当にすばらしい人の話は心を打つものだと思いました。
初めて読んだのは、高校生の時。クラスメイトの自殺がきっかけで、「死」という漠然としたものに、ただただ怯え、将来への不安と、自分への不安、偽善や歪められた真実などに追い詰められていたとき、この本に出会いました。<br> この本は、そんな気持ちを優しく受け止め、黙って私の話に耳を傾けてくれているかのように感じました。読後、なんとなく一筋の光が見えてきたような気がします。<br> 作中に出てきた、他作者の作品もお勧めです。
すばらしいの一言です。<br>通勤で読んでいたのですが、読んでいた期間周りに対してやさしくなったと思います。<br>昨年入院した時のことを思い出しました。<p>本当にすばらしかったです。