指揮のおけいこ、タイトル通りの内容です。
<br />普通の生活では知り得ない指揮者の仕事や生活というものが面白おかしく書かれていて、素直に楽しめます。
<br />しかし、非常に残念なことは、ところどころで指揮のおけいこでなくなってしまっていること。
<br />話の脱線はおそらく作者自身の意図するところなのでしょうが、個人的にはもっともっと純粋に指揮のおけいこを受けたかった。
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話題は興味深くてとても面白いのだけれど、どうも話が脱線し過ぎのようです。脱線する前の話の方がよっぽど面白いのに、何故中断するかなぁ〜と、少々ストレスに感じながら読ませていただきました。
<br />皆さんのように、手離しで絶賛はできないですねぇ・・・
1999年の単行本の文庫化。
<br /> 指揮者という仕事について様々な角度から語った本。どうやって指揮者になったか、一階のコンサートで何回くらい腕を振っているのか、指揮者の職業病など。
<br /> 指揮者という仕事は格好良いと思う。大勢のオーケストラを意のままに操れるのだ。私もちょっと憧れたことがあった。世の中には、結構、そういう人が多いらしい。そういう無謀な人たちに、指揮者の仕事の大変さを教えるのが本書なのだ。色々と大変なことが書いてある。
<br /> しかし、岩城氏の文章は魅力的だし、楽しそうなエピソードも多い。ますます指揮者に憧れる人が増えてしまう、そういう本だと思う。
<br /> 続編に『オーケストラの職人たち』がある。