速読に関する記述は一般的に言われている速読の方法とまったく同じなのだが、実際に生活に生かしている立花さんが説明していると「なるほど、ちまたの速読講義もまんざらではないのだな」という妙な説得力がある。
<br />そして本の紹介が抜群に面白い。ジャンルなんていうものは彼には無用なのだろう。科学宗教宇宙古代史犯罪戦争金融なんでもありのミラクルワールドだ。好奇心を自分で意識的に行動に移せば、ここまで辿りつけるのかもしれない。感想文ではなく本の紹介に徹してくれているのでとにかく映画の予告編を観ているような妙な興奮を感じる。現実の世界は、人間の想像力を遥かに凌駕する凄い場所なのだと教えてくれる一冊。
<br />出版社の大切さというのも底を流れるテーマ。
<br />自分の世界が何個も増えそうな、ゾクゾクする本だ。
「知の巨人」立花さんの凄さを実感させる一冊
<br />1冊の本を書くために膨大な量の本を購入する。また自分の興味ある分野の本も色眼鏡なしで買い入れる。その為に本専用のビルまで建ててしまったという。立花さんの興味はまさに360度の視覚で網羅されていて、科学から宗教、さらに下世話なエログロな分野までその範疇は及んでいる。
<br />高額な本などは庶民は買うことが出来ないので、この本で紹介されているモノを図書館で探すのも良いと思う。
私はこれの初版本を読んでいて何年かぶりに読み返しているところだが
<br />今でも間違いなく星五つである
<br />この本に出会ったことで毎年大量の本を購入し読む事のきっかけになったことは勿論
<br />読書、その意味と役割その結果人間の脳の中ではどういった現象が起こるのか・・
<br />この後次々に読んだ速読の本の所々にこの立花隆さんの本のエッセンスが散りばめられているようでなりません
<br />一時間で読むのと一ヶ月で読むのと頭に入っている情報が一緒だとしたら前者のほうが断然良いに決まっている
<br />時間は無いのに読みたい本または読むべき本は大量に毎日発刊されている
<br />いかに有効に時間を使い読書をし、自分のカラを破り世のため人のためあるいは自分のために自分を使えないものかと
<br />日々悩んでいる方には文庫になり改定されてある部分もあろうが是非手に取ってもらいたい本である