現在大流行中の、「父親参加型中学受験」のもとになった人です。
<br />ただし、この本のすばらしいところは、決して「公立全否定・私立至上主義」ではないことです。
<br />中学受験をするまでの迷いの過程、志望校を決めるまでの迷いの過程が詳細に書かれており、筆者の文章力とあいまって一気に読み進めることができます。
<br />小学生のお子様がいるご家庭では必読本といえると思います。
親の視点から中学受験にどのように取り組んでいったら良いかを学ぶことが出来たと思います。共働きで、二人の息子さんの長男というシチュエーションなので、そっくり参考になる訳ではありませんが(どの体験談でもそうですが)、実体験に基づく話なので、大変参考になりますし、これは自分のケースに当てはまる、これはちょっと違うなと、あれこれ考えながら読み進めました。文章が非常に魅力的で一気に読めました。
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<br />尚、筆者は父親ですが、ところどころに母親のコメントが手記が出ていて、その文章を読むと結構がっかりします。「この父親だからこそ息子が合格したんだな」と思わせてくれます。ご夫婦で読むことをオススメします。
最近プレジデントやAERAまで受験専門別冊を発行したり、ニュータイプの受験雑誌発刊ブームです。
<br />どの雑誌にも、父親の受験参加が大切という論調ですが、
<br />この本の著者は、まさに、その先駆者といったところでしょうか。
<br />一気に読める面白さです。