1950年生まれの米原さんがこの5月になくなるなんて、本当にショックでした。
<br />徹子の部屋に出演されているのもみたし、NHKラジオでの生書評もきいていました。
<br />声がかすれ気味だったのは病気のせいだったのですね。ファンでした。
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<br />彼女のたぐい稀な才能のおかげで日本暮らしとなったロシア生まれの猫ちゃん、
<br />ついにみつからなかったゲン(犬)、著者がかかわったさまざまな動物とのエピソード
<br />を集めた本。中学生か高校生ならよめそう。優しい人なのに、
<br />結局「ヒトのオスはかわ」ないで亡くなってしまったのが悔しい。
<br />もったいない。こういう人を独身のまま亡くならせた日本男児が憎い。
私は動物好きではありませんが、何かほのぼのとした感じが伝わってきました。筆者の米原万理さんはロシア語同時通訳者でありながら、大の猫好きです。捨て猫さえもほっておけない彼女のやさしさが伝わってきました。最近、筆者が亡くなったと聞き、残念でなりません。
1冊の本でこれだけ笑って泣けて、『うんうん』と頷ける動物好きには最高に楽しめる本です。これは人間と動物を区別せず命に対する深い愛情あふれる、あったかい作品です。隣に住みたかった、友達になりたかった、もっと生きてほしかった、そんな素敵な女性ですね米原さんは。