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プロ論。 ( B-ing編集部 )

タレント、技術者、社長… <br />とにかくビッグで豪華な人が仕事について語っております。 <br />やっぱりそれだけ仕事してきた人の言葉には重みがあります。 <br />色々な人生観が、書かれているのが良いと思います。

【良い点】 <br />エッセンスがまとまっていて、非常に読みやすい。また様々なジャンルの世界の人々の言葉があるので、興味深く読める。何か壁にぶち当たった時、失敗をした時、どのようにして乗り越えてきたのかが書かれているので、読んでいてやる気がでてくるような気がする。付箋を貼りたくなるような部分も結構あった。 <br /> <br />【悪い点】 <br />この本にとっての「善」が決められていて、その善に相反する意見の人間がほとんどいない。例えば、「今の時代は昔とは違う。自分のやりたいように働くことが大切。新しい発想でチャレンジすることが必要。」など。私自身それらが間違っていると言いたいわけではない。ただ、何かを成し遂げた「プロ」達の話といっても、似通っている人達の意見なような気がする。伝統を受け継ぐ職人などのプロもいては良いのではないかと感じた。

有名人に対する多数の短いインタビューを集めた本。インタビューの対象はカルロス・ゴーンから和田アキ子まで様々。内容は「プロ論」ではなく、経験談、独自のノウハウ、専門の立場からのアドバイス、個人的な思い入れ、焦点をしぼった問題提起など。話の質もピンからキリまで様々であって、頭の中の整理に使えるものや行動に移せるアドバイスもあれば、個人的な思い出話以外の何物でもないものもあり、中には「こいつ世の中を知らねーな」と思ってしまうものもあった。 <br /> <br />大切な部分の8割が分量の1〜2割に凝縮されている本の典型的なものだと思う。興味のある部分だけをざっと読んだり(読み直したり)するのによい本です。僕にとっての1〜2割は、カルロス・ゴーン、松本大、中村修二、佐々淳行、中島義道、高橋がなりあたり。

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