正直どこまでが本当で、どこまでがでっちあげなのかどうか勉強不足の自分としてはそんなに分からないが、この本を読んで、「目からウロコが落ちた!」と断言できる。
<br />特にP59の「小泉による郵政民営化」は一番印象深かった。
<br />この「郵政民営化」については、「日本のゆくえ アジアのゆくえ」(広瀬隆著 日本実業出版社)にも同じようなことが書いてあるので、こちらと併せて読めば、より理解が深まるだろう。
<br />他にも日本人ならぜひ読んでおかなければならない記事がぎっしり詰まっていて、読み応えは十分ある。ただ、難点を述べるなら、それぞれの記事に割かれているページ数(内容の濃さ)にばらつきが多いことだろうか?
<br />例えば、北朝鮮問題(P211)なんか、たった3ページでおしまい。週刊誌の記事よりも内容が薄っぺらい気がした。せっかくいい本なのにもったいない。
<br />この本に星5つあげてもいいが、4つにしたのは、「アメリカには地震兵器がある」とか言ってるところ。この辺はどうかなあ〜という気がしたのでとりあえず4つにしておいた。
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過激なタイトルですが、内容はしっかりしています。
<br />「なぜ、日本は経常黒字なのに財政赤字が減らないのか?」の疑問が読んでいくとしっかり解けます。
<br /> 日本の抱える本当の問題、これからどうすればよいのかの指針が見えます。
<br /> グローバル化が叫ばれて、世の中が2極分化していき必ずしも良い方向に行っていないのではと思いえる昨今ですが、
<br />出きるだけ多くの方が、この本を読んで真実を見る目を持っていかないと世の中が良い方向に行かないと思います。
<br />僕自身も、これから政財界等の動きをしっかり見て行きたいと考えます。
泥棒国家という言葉も、闇の権力構造という言葉も、本著ではじめて目にしたが、実際に読んで知った、国家の裏側に、背筋が凍る思いがした。
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<br />両氏は、本当に日本という国を愛しているからこそ、あえてこのような過激なタイトルの本を出して、日本国民を啓蒙しているのだろう。
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<br />本当の意味で日本人が目覚めれば、世界でも、最も影響力をもてる一等国になれるという。その自立のために何ができるかということも、はっきりと書かれていて何とも頼もしい。
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<br />ただ、中丸薫氏は、スマトラ沖大津波も、闇の権力による、地震兵器を用いた陰謀だと主張
<br />するなど、少し怪しい感じを受けないでもなかった。
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<br />オカルトが嫌いという人には、本著は受けつけない部分を含んでいるかもしれないが、たとえ、批判的に読んだとしても、日本の行く末を真剣に考えさせられるきっかけになると思う。
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<br />私は、この本を読んで後、優れた仏典を読んだかのような清清しい気持ちになり、視野も広がった。
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<br />今、日本に、世界に起こっていることは何であるのかということを知りたい人には、必ず読んで欲しいと思う。
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