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| 関口知宏が行くスペイン鉄道の旅
(
関口 知宏
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多種多様な文化や時代が混在したスペインへ初めての旅で、著者はつくづくとこの国の奥深さを感じる。文化でいえば、フラメンコの盛んな地域や言語まで違う地域、イギリスにしかないと思っていたバグパイプが昔からある場所に出会った。時代で言えば、ローマ文化の時代やイスラム文化の時代を経て来た町である。
<br /> スペインでは妙な親しみを感じることがあった。何もかも日本のものとは違うのに、なぜか自然に受け入れてしまう不思議な魅力。それが「流浪感」であることが分かってくる。日本は流浪の経験がない国であるだけに、逆にこの国の「流浪性」に憧れるのかもしれないと、その本質の差異を考えてみるのだった。
<br /> 更に考え直して、日本にもかつては流浪があった。日本の先祖のDNAが騒ぐ感じがして、
<br />自分という存在は長い歴史からすると、決して単一民族ではないと思うようになる。
<br /> このように、思索的にスペインを旅して、遠く離れた異文化圏にも親しみを強く感じる旅だったと思う関口知宏34歳だった。
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