グラハム・ハンコックは、研究室に閉じこもって仮説を立てるのでなく、現場に足を運び、経験し、調査するジャーナリストです。
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<br />そのグラハム・ハンコックと、意識研究家のエハン・デラビィとの対談本です。
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<br />内容は、現代人の知らない古代文明ではなく、変性意識です。
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<br />異次元世界についての意見は賛否両論と思いますが、2人が別々に体験した、アヤワスカを服用した後の異次元世界の経験と、シャーマンの書いた異次元の絵と、世界各地に残っている古代の洞窟に残された壁画との共通点は興味深いです。
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<br />また、グラハム・ハンコックは、《欧米の専門家たちは、こんな説は間違っている、だまされているのだと言います。けれど、多くのことがそうであったように、最終的に間違っているとわかるのは専門家たちのほうだと私は思っています。真実とは想像以上にずっとミステリアスなのです》と書いています。
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本書はグラハム氏の研究発表の一つだが、シャーマニズムに興味を持ち、合法的にドラッグを使用しているとのことである。その成果が本書である。
<br /> 私個人はドラッグを使用することはしないが、シャーマニズムには興味がある。古代人がそうしていたとしても違和感はない。
<br /> しかしながら、ドラッグを嫌悪する人はグラハム氏を憎悪するのではなかろうか?