1つの話が99通りに表現されています。原作者がすごいのはもちろんですが、訳者もすごい。外国語の言葉遊びを日本語にするのですから、小説などを翻訳するのとはかなり手法が異なるんだろうな…と思います。難しいものや、表現の結果意味不明になってしまっているものもありますが、全体的には見事!です。
ラーメンズの小林賢太郎さんのオススメの本 という事でこの本を知りました。
<br />正直言うと私は一カ所しか笑えなかった。あとはただ感心するばかり。そういう点ではこの値段は相応してる気がします。
<br />でも・・・文学を専門に勉強した事がないからでしょうか。。。もし「これはすごい本だ」と言われてなかったら「なんじゃこりゃ」で終わると思います。★2こ減点分はそこです。
立ち読みして、なんじゃこりゃあとぶっ飛びましたよ。ことばの空中遊泳。ことばの迷宮。ことばの持つ無限大の可能性をこれでもかと模索しながら、ひとつの壮大な芸術作品となっております。<br>私はフランス語ができないので原書を読む術はありませぬが、難しいことは考えずにこのことばのパラダイスを満喫させて頂きました。著者・訳者の創造力に圧倒されるばかり。大変だったんだろうなあ。<br>値段はお高めなのですが、それを補って余りある装丁の凝りよう。おしゃれすぎ。やられた。衝動買いでした。