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| Accidents Series〈13〉宝生舞+篠山紀信
(
篠山 紀信
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今の宝生舞さんとは、全く違う彼女がここにはいました。<br>極限まで削られたからだ、強いまなざしからは、不思議な安定感とブラックホールのようナひきつけを感じる。<br>そう感じているのは、多分その当時の彼女がそこにぐっと居座っていて、一つ前の自分としてこの本の中に彼女がいるから じゃないかと思う。<p>にっこり笑った写真集じゃ無い。これは氷で作られたような、触るとケガをしそうなくらい鋭くって、どんどん自分に溶けてくるような。そんな写真集だと思う。
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