質的研究-特にグラウンデッドセオリーを学びたい方ーはとても参考になる1冊だと思います。これまでの本では、方法論中心でしたが、ここでは、それを学んでいくためのゼミの流れが丁寧に書かれています。<br>実際にゼミで語られた内容が台詞として残っているので、自分がゼミに参加しているような感じです(^^)
質的研究の手法が、大変わかりやすく書かれています。<br>実際に初心者が研究をする際に順を追って進めることができるように、要点が理解しやすい文章で書かれ、手順ごとの章とバーチャルゼミ形式で内容が構成されており、画期的な一冊という印象です。質的研究を進めるために必要なポイントが凝縮されています。質的研究を難しく考えていた方にはお勧めします。<br>ストラウス先生のご指導を直接受けた著者であることからも安心して頼ることのできる一冊だと思います。<br>この本を読んだら、やる気が沸いてきました!
質的研究の本、いくつか挑戦してみましたが、難しくて挫折したり、訳本で例がわかりにくかったり、「このデータがどうやったらその分析になるの?」と疑問ばかりが残ってしまったり…<br>カンやセンスに頼る、ちょっと怪しげな発想法、というイメージをぬぐえずにいました。<p>この本を読んで、質的研究方法にも、学ぶプロセスと実践するプロセスがきちんとあると納得。<br>データを取り、分析をするプロセスを、自然な話し言葉で、丁寧に導いてくれるこんな本、待っていました!<p>先生や学生さんたちとのバーチャルゼミをわくわくしながら読み、学生さんたちの疑問やつまずきに共感し…<br>読み終わる頃には、「自分のデータ」を分析したくてたまらなくなりました。