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| レジデントのための感染症診療マニュアル
(
青木 真
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通常に使用している抗生剤使用方法と若干異なる事が気になりますが、この本は臨床医が全て通読する必要がある本だと思います。けしてレジデント向けだけの本ではありません。これだけの内容を一人の著者が書くとは何か元本があるのでしょうか。 青木眞先生は間違いなく、日本の感染症の権威です。名実ともに。また、内科医としても彼以上の人に出会ったことはありません。そのエッセンシャルが詰まった本ですが、あくまでレジデントのための感染症マニュアルです。 (1)どの臓器に(2)何と言う微生物が悪さをしているから<br>(3)私はこの抗生物質を何日間使用します。<br>青木先生の本を読むと、至る所でこの基本的考え方が出てきます。<br>臨床研修必修化に伴い、研修に対して何の実績も情熱もない病院が<br>「厚生省臨床研修指定病院」を名乗っています。<br>抗生剤は解熱剤だと思っている先輩しか居ない<br>そんな研修医のみなさんに、<br>心の底からお勧めします。<br>総論の部分は10回読んで下さい!
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