株だったら本屋に行けば様々な株本があるから
<br />それを探すのならその数だけ株選びの本は迷うほどある。
<br />しかし投資信託は何故かそうはいかない。
<br />きっと初心者には思われがちな「プロに運用を任せていれば安心」
<br />…と言った感覚があるからかもしれない。
<br />著者は格付け会社の代表取締役であるから
<br />証券会社の利害関係なしで書かれていて
<br />文中に出てくる投資信託は公平に見てオススメのファンドであると思う。
<br />自社のホームページを使ってファンドのスクリーニングをする手順が多いが
<br />他の本では投資信託を勧めてもいったいどのファンドを購入するべきかを
<br />解説してくれる本は稀である。
<br />ただひとつだけ気になることがあってP,69のグロソブは買いか?の図表
<br />ここでは毎月決算型のグロソブの比較に3ヶ月決算型のファンドが使われている。
<br />ちょっと考えればわかることだが四半期決算に毎月決算が勝てるわけがない
<br />もしも3ヶ月決算型のグロソブで対等に比較するのならば
<br />調べてみたら3年シャープレシオは1.21%になり一番の買い候補になってしまう。
<br />まぁそんな面もあったとしても投資信託選びでいちばん知りたいことを
<br />知りたい人にはしっかりとオススメできる内容であるでしょう。
基本的には、名著「ウォール街のランダム・ウォーカー」の流れを汲んで
<br />いる初心者向けの良書。長期+分散+低コストのインデックスファンド
<br />という3本柱をベースに、ポートフォリオの構成、コスト、投資信託を選
<br />ぶ基準等々をわかりやすく、また細か過ぎない程度に解説している。
<br />往々にしてどの投資信託を選んだほうがよいか、ということにアクセント
<br />がかかってしまうものだが、「そもそもなぜ投資するのか、何を目的とする
<br />のか」という基本的なところを終始外していないところは好感度大。素
<br />直に入門書として皆さんに薦める。
<br />話が変わるが、この本の中でも使われているモーニングスターのファンド
<br />検索機能について、キーワード検索とかの機能を追加してほしい。この
<br />本の例でも出ているが、低コストのファンドを検索すると確定拠出年金
<br />用のファンドがいっぱい出てきてしまう。確定拠出以外を検索と指定で
<br />きると探しやすくなって便利かと。
いろいろ 投資信託の本を読みましたが
<br />目論見書 報告書の どこをチェックするか等が
<br />書かれていて 初心者の私にも 読みやすかったです
<br />投資信託の本の購入を考えている方には (特に初心者)オススメです!