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| 育てにくい子にはわけがある―感覚統合が教えてくれたもの
(
木村 順
)
自分の教育が悪いのだろうか、
<br />周りの人の冷たい視線、しつけが悪いのだろうか。
<br />そう思ってたところにこの本、
<br />育てにくい子にはわけがある!と言われただけでも
<br />なんだか救われました。
いわゆる「障害」がなくても、育てにくい子どもが増えているといわれています。
<br />それらの原因のひとつを、子どもの脳の発達、感覚の発達からとらえて、その対応を紹介した本です。
<br />
<br />まだまだ子どもの成長やつまづきを、親のしつけとか、先生の対応とか、そういう次元だけでかたづける風潮があるんですよね。
<br />けど、その中には、原因みつけて対応すれば、ちゃんと前にすすめるものもあるはず。
<br />ただの風邪が、少しずつ「インフルエンザ」とか「鼻炎」とかにわけられ、対策が練られるようになってきたように。
<br />
<br />この本では、触れたり、重さを比較したりという子どもの感覚の発達がうまくいかないと、つまづいたり、ものを取り落としたり、人に触れられることに嫌悪感を感じたりすることがある、と分析しています。
<br />そして、その感覚を成長させるような、訓練(?)方法も紹介しています。
<br />
<br />発達の壁の原因はいろいろあるので、問題ある子のすべてが解決するわけではないのでしょうが、読む価値はあります。
<br />
<br />理論的な問題はもとより、著者の方の子どもと親への温かい目を感じる本でした。
<br />
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