学生時代は「代数幾何」がもの凄く不得意で、御陰様で現在でも
<br />空間把握(2、3次元を問わず)が凄く苦手です。
<br />その代わりと言っては何ですが、30超えてからの色んな素人数学のお陰で
<br />「n次元の概念」だけは何となくイメージできるようになりました。
<br />ずっと、「代数幾何」を再勉強できる本を探していました。
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<br />某社の「ゼロから学べる〜」「道具としての〜」シリーズには既に失敗
<br />していたので、今回はかなりの期待大です。手元でペラペラ見てますが、
<br />こういう書き方なら、行けそうです。
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<br />大学教養部時代は「線形代数」はそこそこ勉強してましたが、「理解」には
<br />ほど遠いものでした。「こなす」って感じでした。
<br />何とか、イメージ的に「理解」してみたいです...
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<br />工学系サラリーマンの場合、プログラミングに限らず代数的な発想ができないと
<br />わざわざ解決策を大回りして苦労して来た場合が多いと思うのです。
本書の他の人のアマゾンでの評価が高かったので、買ってしまいました。この本の内容としては、行列式や写像の意味がわかるようにするという意図があるのだと思いますが、必ずしもわかりやすいとはいえませんでした。また、題名に「プログラミングのための」と書かれているとおり、連立一次方程式、行列式、LU分解、固有ベクトルなどの計算方法に多くのページが割かれています。人によっては参考になることは多いかもしれませんが、すべての人にとって参考になる内容ではありません。
この本はほんとにいいです。
<br />「直感的に線形代数を把握する」
<br />この目的には一番合った本です。
<br />何回も線形代数の教科書読んだけど、結局何をしたいのかわからん、と頭を抱えている人にお勧め。