大人になった今でも人間関係って永遠のテーマだったりしますよね。どうして思いが通じないのだろうとか。ちょっとした工夫次第であなたの「想い」はきっとぐっと伝わる。心にぎっしり響く、そんな1冊です。
自分自身に問い掛けながら、考えながら、止まり止まり読みました。答えを提示するのではなく、それに導いてくれる本だと思います!無理に前へ進ませようとするのではなく、自分のペースで前向きに進んで行くことの大切さを教えられた気がします。誰でも多かれ少なかれ、迷う事や自分の気持ちが分からなくなる時があると思いますが、そういう際には引っ掛かる部分があると思いますよ。とても良い本です!続編も絶対読みたいです。<br />
作者である山田ズーニーさんの女性らしい繊細さと男性的な切り口がとても印象的でした。小論文の書き方というよりは、自己表現の仕方、そこに至る考え方のようなものが、著者本人の悩みや読者からのメールを具体例として伝わってきます。そして僕がこの本を読んで学んだ何より大切なことは、「自己表現できないことが不自由だ」ということでした。当たり前のことなのかも知れませんが、改めて言葉にされると、僕には衝撃的でした。とても良い本です。第3弾まで出版されているので、順次、読んでいきたいと思っています。同じ著者の「あなたの話しはなぜ伝わらないのか」という本も、自己表現の大切さが説かれた良い本です。
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