国連の「地球環境サミット」(1992)での12歳の少女の実際のスピーチ(和訳+原英文)と、その背景を描く。
<br />「なぜあなたがたが今、こうした会議に出席しているのか、
<br /> そして一体誰のためにこれをやっているのか、どうか忘れないで下さい。
<br /> ―それは、私たち、そう、あなたがたの子供達のためだということを」
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<br />「おききしますが、私たち子どもの未来を、真剣に考えたことがありますか」
<br />(あなたがたにとって、私たちのことは、果たして重要なことなのでしょうか?)
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<br />一言一言が、心を打つ一冊。
<br />親たち自身が、真剣になって考えなくてはならない問題に直面していること、そして
<br />いつも「今だけ」「自分たちだけ」を追う大人達が、長期的な視点、大きな視野で
<br />物事を捉えなければならないという、「当たり前なはず」のことを、彼女は訴えている。
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<br />「石油の埋蔵量は、あと○○年」、これを「私達が生きている間は大丈夫だろう」と
<br />考える大人に、我々は知らず知らずのうちになっているのではないだろうか。
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<br />考えよう。そして一つでも二つでも実行しよう。具体的に動けるヒントは満載されている。
<br />今だからこそ、そして、今でなければできないこととして。
国連の地球環境サミットで、私と同じ12歳の少女が、
<br />世界各国のリーダーたちを前に6分間のスピーチをしました。
<br />いつしか「リオの伝説のスピーチ」と呼ばれるように
<br />なりました。私は、ぜひこの本を手にとって欲しいと思います。
<br />もしかしたら、この1冊の本であなたが変わるきっかけになるかもしれないから・・・・。
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<br />この本は、主に、大人の方達に呼びかけている本ですが、
<br />子どもの私でも感動しました。そんなスピーチで私が
<br />一番感動した文を紹介します。
<br />「あなたたち(大人)はいつも
<br /> 私たち(子ども)を愛しているといいます。
<br /> しかし、いわせてください。
<br />
<br /> もしそのことばがほんとうなら、
<br /> どうか、ほんとうだということを
<br /> 行動でしめしてください。」
<br />
<br />もしこの言葉で感動したのなら、
<br />本を買い、私と同じ感動を味わってみてください。
<br />きっと、いままで読んだ事のない感動を
<br />お楽しみ頂けるでしょう。
<br />もう1冊、ゼヴァンの「わたしと地球の約束」もおすすめです。
11歳の時に世界最大規模の環境サミットが開かれると聞いた彼女はこう考え、決意したのです。
<br />「この会議の結果によってもっとも大きな影響を受けるのは私たち子どもなのに、この会議には若い世代の代表がだれもいないことを知りました! そして、私と友だちは、ECOこそ子どもたちの代表としてブラジルに行くべきだ!」
<br />と・・・・
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<br />1992年にブラジルのリオで開かれた国連の地球環境サミットで、いならぶ世界各国のリーダーたち前でスピーチをしたのはカナダから来た12歳の少女でした。
<br />その僅か6分間のスピーチは人々の強い感動を呼び、世界中をかけめぐり、いつしか「リオの伝説のスピーチ」と呼ばれるようになりました。
<br />この12歳の少女の僅か6分間のスピーチが何故伝説と呼ばれたかは、読んでいただければわかると思います。
<br />自分も読んで強く心に響きました。
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<br />このスピーチをどうか自分の子どもからのことばとして聞いて欲しいと願ってやみません。
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