タイトルが気になって、読んでいて作者が凄い人だと知りました。
<br />私は絵を描いているのですが、色々悩んでいるときにこの本を読んで凄く勇気が沸きました。
<br />作者の一言一言で頑張って努力しようという気持ちにさせてくれました。
<br />とても素晴らしい本だと思います。機会があれば作者の絵もぜひ拝見したいと思っています。
最近読んだ中で、最も刺激を受けた本です。
<br />はっきり言って絵を書きたくなりました。また、このような先生から絵を習うことができる学生さんは幸せですね。
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<br />*ショックを受けた言葉は、
<br />「人物を二人描くとは、「関係」を描くこと」
<br />すなわち、絵の中に単に人物を二人描くと、人物を2回描いたことになります。
<br />2人が絵の中で存在するとは、その2人の関係が描かれていることだそうです。
<br />言われてみれば、なるほど。。です。
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<br />*勇気を貰った言葉は、
<br />苦手なことを克服するには、「苦手でなくなるまでやるだけのこと」
<br />当たり前なんですが、なかなか実行することが難しいです。
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<br />そして、
<br />「才能というのは、得意・不得意、上手・下手には関係がありません。
<br />いかに夢中になって取り組めるかということなのです。成功する連中は、「とことん好き」である、朝早く起きて寝るまで絵のことで頭がいっぱいです。」ここで、夢中は、一生懸命とは異なります。一生懸命というと、義務的なニュアンスがあるとのことです。
<br /> そうですね。一生懸命っていうと、何だか意識的にやっているような気がしますもんね。
<br />夢中っていうと、まさに疲れ知らずに、気付いたときには、長い時間が過ぎていた、という感じです。気分的にハイの(高揚した)状態になっているのでしょう。
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<br />とにかく、この本は、お勧めです。タイトルから絵に興味がある人のための本かな〜と、思いましたが、関係ありません。学生さん、社会人を問わず、面白く読めること請け合いです。そして、値段も安い。文句なしに満点です。
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~ベネチア・ビエンナーレで東洋人初の優秀賞をとったり、<br>大徳寺のふすま絵を描いたりという すごい人なんですが<br>文は堅っ苦しいこともなく、ふつうの目線で語られていて、<br>リズムもよく読みやすいところに うれしい意外性がありました<br>彼は日本画をずっと学んできたらしいのですが、<br>美術に対する姿勢が日本画という枠におしこめられているということ~~もなく、<br>技術をもちながらも普遍的な視野でものごとを見られるという点で、彼の業績もついてきたんでしょう。<br>何を描かないか 何を伝えるか 何を描くか 何で描くか 何に描くか<br>という5つのテーマで、それぞれ経験をふまえた豊かな話が参考になります。<br>また、NHKで放送された番組の内容をまとめた2巻目もあります。<br>美術史的な話で、こっちもおもしろ~~かったです。~