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| パリを歩こう
(
こぐれ ひでこ
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見開きのエッセーと水彩画がなんとも洒落た文庫本です。これをパリのエスプリというのでしょうか? でも、文章より水彩画が勝っている感じ。パリに行ったことがある人はウットリと良い時間を回想し、まだ、行ったことの無い人は、行く気をかき立てる本でした。 水彩画を中心に、ほんの少しのコメントか詩を付けるという本、こぐれさん書いて下さい。 期待してます。 一度訪ねたパリですが、こんな奥の奥までは、全く覗けませんでした。世界一、リベラルな街というイメージをそのまま感じさせてくれる一冊かな。それも、身近な生活事情から。きっと、この先もパリに住む事はないだろうけれど、旅人としても知っていて損のないお話ばかり。素敵な絵もなんとも想像力を刺激します。 知らなかったパリに出会えたような感じがしました。裏道に一本入り込んだような作品。今度パリを訪れるときは私も違ったパリを見つけたいですね。
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