この本、凄く面白かったです、私の県は田舎なので探しても、なかなか見つからなかったけど、本当に苦労して、親に「中1なのに何でGacktなの?」と言われながらも買った甲斐がありました。写真も載っているし、ファンには堪りません
この最後の下りが好きだ。自分は、人々の足もとを照らす月でありたいと言う。優雅な人である。
<br /> ファンとしては、Gackt job のメンバーYouとの出会い、バンドでは始めはドラマーであった
<br />というエピソードは嬉しい。やんちゃをしていた若かりし頃の話。そばにこんな人がいたら、きっと私は
<br />ついて行けないだろう。その命知らずの生き方が、ある一人の男性と出会うことで一転する。
<br />自分の人生を素敵なものにしよう、とGacktは思い始める。
<br /> 今では、自分の身内ではない「ファミリー」が存在すると言う。友達が少ないと常々口にする
<br />Gacktだが、良い仲間、同士には囲まれているのだ。
<br /> 野次馬根性のある私が一番興味がそそられた、韓国人女性との結婚と離婚については、
<br />さらりと流されいて、こんなものかな、と感じた。しかし、Gacktは決して読み手のファンを
<br />困惑させるような話しはしないのだとも思う。
<br /> それにしても…人生を達観しているような人である。やはり私は、これからもGacktから目が
<br />離せないだろう。読後に、きっとそう思わせてくれる。ファンならば必読。そうでない方にもお勧め。
彼に似ているなと友人の一人が頭に浮かんだ<br>背が高く、美形で少女漫画の主人公のようだった彼は、ある朝、高速道路で愛車ごとトレーラーにつっこんで、視覚と嗅覚を失った。<br>彼は光を失ってからも愛するギターを肩に、杖をつきつつ、相変わらずけんかっ早く、いつかは人を殺すのではと心配させたものだった。<br> そんな残虐性と優しさ、死に急ぐような行動とより進化しようとする生への執着。 Gacktにも共通のそれらが感じられた。<br> <br>そんな生き方だからこそ、ドラマチックな人生のシーンがGacktの前に繰り広げられていくのだろう。<br> 数年前に熱狂的なGacktのファンである友人がGacktのことを教えてくれた。<br>それからはその生き方に興味をそそられ、その友人を通じてGacktウォッチングしていた。<br>危うい生き方の中で、一段と美しく進化して欲しいと思った。