1月に出版されたものの補正版ということですが、どこが変わったのかよくわからないので、買うことにしました。
<br /> 新会社法では省令とかに委任された事項が増えたこともあり新法施行以後の会社法のテキストの改訂版は、「どこが、どのように変わった」かがよくわかりません。
<br /> (以前のように「会社分割制度の新設」をフォローとか「自己株式の解禁」をフォローとか言ってくれればわかりやすいのですが....)
<br /> おそらく会社計算規則がらみの細かいところが改訂してあると思うのだけれども....
<br /> 会社法の大枠を押さえるつもりで前回購入したのであれば、買い替える必要もないと思います。
<br /> 買ったらすぐに補正第2版とか出たりしたら泣きたくなるので、改訂されるかを版元に問い合わせたほうがよいでしょう。
<br /> 改訂された箇所が明らかならば「該当箇所は別の書籍でフォローする」か「改訂版を買う」かの判断がしやすいのですが、どこがどう変わったか明らかでないと、その判断もできません。
<br /> 今後もこの傾向は続くと思うので悩ましいところです。
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最高です。まず、この本は旧制度と新制度で変わったところを細かく
<br />説明してくれています。例えば通常なら「介入権はあまり実効的でなかったから
<br />廃止された」で終わってしまう基本書や参考書が多いと思いますが、この
<br />本はその理由を詳しく説明してくれています。試験には役に立たなくても
<br />改正の経緯や理由を呼んでみるのも面白いです。
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<br />加えてこの本は図や択一六法に乗ってそうな表が多く、知識を効率的に
<br />覚えることが可能です。正直択一対策もこの本で十分な気がします。
<br />択一用に知識を詰め込みたいけど択一六法のようにごちゃっとしたのは
<br />ヤダという人にはお勧めです。学説も豊富に紹介されているのもグッドです。
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<br />ただ巻末の論証カードではロー入試などの対策には足りないので、そこは伊藤塾
<br />の論証パターンで補いましょう。神田や弥永じゃ物足りない・・そんな人は
<br />一度予備校本という偏見なしに見てみることをお勧めします。