試験対策講座を司法試験対策に使っています。読むたびに新しい発見があります。書籍の後ろに「論証パターン」もついているので、論文対策の段階でも重宝します。他の予備校の本と比べても特によくできていると思います。伊藤塾以外の予備校に通っている人にも「試験対策講座」を使っている人は多いです。
<br /> 特に、論文試験にそのまま書けそうなやさしい会話口調での説明が、ありがたいです。読んでいて飽きることなく楽しく最後までよめます。
<br /> また難しい学説や事案の処理手順を図で説明してくれているのも助かります。
<br /> さらに、論点や学説の整理が類書に例を見ないほどきっちりとなされていて、司法試験対策や大学の試験対策、大学院進学対策としても必要十分以上のレベルを維持しています。
<br /> ただし、項目立てがあまり強調されておらず、構成を把握しにくいところがあるので、マーカーで「色分け」などをしながら読み込んでいくと、さらに使いやすいテキストになるとおもいます。
まるで講義を受けているように思えるほど、丁寧に説明されています。
<br />司法試験をはじめ、資格試験対策のテキストは大手受験予備校各校とも
<br />重要ポイントを効率的にという点ですばらしい書籍を出していますが、
<br />説明の丁寧さや詳しさは、郡を抜いているように思います。
<br /> 法律知識だけでなく、勉強のすすめ方、
<br />法律学習の面白さ楽しさを教えてくれる書です。
<br /> 他の方もいわれていますが、最初から丁寧に読みすすめるのはかなり大変だと思いますので、
<br />辞書的に使いながら、同時に気軽な感じで読みすすめるといいと思います。
▼次の2点が特に優れているので、強く推薦します。<p>1.丁寧な「図」が豊富に掲載されていて、基本書よりも理解しやすい。<p>2.苦手になりがちな「統治」の部分をしっかりとカバー。あまり細部に入らず、大枠を丁寧に教えてくれます。<p>▼ただ、注意する点も<p>1.すべてを読もうとすると、途中でどうしても飽きてしまいます。勉強に必要な分野をあらかじめピックアップして、その後に本書を活用するといいのではないでしょうか。<p> 学部試験・司法試験といった国家試験対策など、みなさんのご購入の参考になればうれしく思います。