●メジャーな職業から、一般的にはあまり知られていないようなマイナーな仕事まで、
<br />かなり数の職業を網羅しています。
<br />
<br />●その仕事の就き方を、超マイナーなもの(風俗も含む)まで正確に書かれてあります。
<br />
<br />●その職業に対する注意事項も、ちらほら書かれてあります。
<br />
<br />将来の夢に、漠然とした思いがあるだけで、じゃぁ具体的にどうしたらその夢が
<br />かなうのかわからない事が多いし、世の中にはどんな仕事があるのか、自分は何に
<br />なりたいのか、何をしたいのか、わからない時もあります。
<br />
<br />そんな時にこの本は、すごく役立つと思います。将来に悲観的な子以外はとても
<br />役立つでしょう。
<br />
<br />しかも、それに対する記述はとても正確なものです。超マイナーな職業でも
<br />正確に書いてあるので、村上龍さんの取材の大変さ、努力が伝わってきました。
<br />
<br />子どもと一緒に夢を探したい人、子どもに夢や目標を持ってほしい人、
<br />自分のしたい仕事は何なのかわからない人、現実的に何かを求める人には
<br />強い味方になる本です。
<br />
文章の内容を鵜呑みにせず、世の中にはいろんな職業があるんだな、ぐらいのスタンスで見た方が良いと思った。
<br />
<br />どこに行っても人間関係の問題はつきものだし、人生(生き方)にマニュアルなんかないし。
<br />
10代だったら、どんな子でも読める本だと思います。夢がわからない子にも対応していて、少しずつ好きな事を見つけさせていって、その「答え」に到達する。とても細かくて、どんな人でも、1度は読んだ方がいいですね。
<br />私は、声優になりたい。でも、その細かなところはわからない。それを教えて下さったのは、他でもない、この村上龍さんです。あ、「声優」という職業は、ちょっと儲からない仕事なんだな、とか。「翻訳家」という職業も、自分の仕事としてやっていくには難しい事もわかりました。ある意味、かけもちをした方がいいという事ですね。確かに、翻訳家の金原瑞人さんは、大学教授で、翻訳家もしてらっしゃいます。
<br />目次を見ると、色々な職業があって、自分が本当に好きな事ってどんな事だろう?と考えさせられる。大人になっていく内に、その考えは変わるかもしれないけれど、もし夢が変わってしまったとしても、自分が好きな事を仕事に出来るというのは、とっても素晴らしい事だと思う。
<br />大人になって、自分が本当に好きな仕事は何かって考えさせられたら、きっと「自分の好きな夢」って答えるだろう。好きな夢ならば、先にある困難にも立ち向かえるだろう。そこに夢の「答え」があるから。でも、その「答え」は、もしかしたら無いのかもしれない。「夢」に終わりは無くて、ずっとずっと目指し続けるのかも。いつまでも「夢」というものを持てる様に…。この本は、もしかしたら、大人が読んでもいいかもしれない。今を悩んでいる大人が読んで、新たに挑戦するのもいいかもしれない。ナポレオンの様に、この世に不可能なんてものは無い、とわかるかもしれない。だから、この本を読めた事に、感謝しています。
<br />私の夢は、ちょっと儲からないかもしれないけれど、自分の好きな職業だって事には変わりないから…。