すばらしい!の一言です。
<br />読み終わって、彼の勇気に感謝という気持ちになりました。
<br />なかなか思っていても言えないことが、しがらみや慣習がどんな世界にあるものですが、
<br />それを打ち破ったという点で評価が高いです。
<br />以前は、メディアに出まくっているアーティストという点が好きにはなれなかったのです
<br />が、きちんとした思想をもっていることを理解する一冊になりました。
<br />ただし、個人的には作品の好みが違うということで、満点にはならず。
ピカソは天才じゃないとか、その他諸々含めて
<br />極めつけの多い、かなり過激な発言はあるため
<br />賛否が分かれるところはあるとは思う。
<br />
<br />だが、
<br />自分を本音の部分を見つめること、
<br />そうすれば自分の進む方向性が見えてくる。
<br />また自分の目標に到達するためには
<br />勝負する場のルールを把握しないといけないなど
<br />芸術に限らず、普段我々が生活していく上でも
<br />大切にしておくべきことが書かれている。
<br />
<br />そういった観点から読んでみるとまた面白いのではないだろうか?
現代美術に興味なし。
<br />イサム・ナントカや、ウオーホールが天才とか努力家とか言われてもピンとこないもんね。
<br />そんな私が読んだ理由は、単に書店で目立っていたから。
<br />一読してびっくり。面白かった。第三章だけでも読む価値あり。
<br />絵画論っぽいところが良く分からなかったので、星4つにしましたけれど、ホントは5つ。
<br />それにしても、アート業界というのは凄いな。長い歴史があるのに暗黒大陸だ。
<br />そこを開発できるかできないか、儲かるか儲からないか、頑張れ村上さんと言いたいです。