金融中心の小説かと思い、ストーリーには、あんまり期待していなかったが、ここの評価がよかったので呼んでみました。かなりおもしろい!
<br /> 最初は平凡だが、序盤を過ぎたころから、引き込まれ、一気に読み進みたくなった。
<br />時を忘れて読み進みたくなる、こういう小説には最近出会ってなかったので、印象に残る1冊です。
<br /> かつてのベストセラー「不夜城」を思い出す。。ハードボイルタイプの小説に興味があればこれは楽しめるでしょう。
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<br />最後の解説に、もと税務署の人が解説しているのも意味深・・・・
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国際金融情報がいっぱい詰まったエンターテイメント。
<br />初めて知る情報も多くて非常に面白かった。
<br />小説としてのテンポもストーリーも登場人物もつぼを押さえている。
<br />マネーに踊らされながらどこかそれを究極の目的としていない雰囲気が漂っているのもよし。
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お金の清浄化「マネーロンダリング」を題材に書かれた小説。橘氏ならではのファイナンス的観点から非常にリアルに物語が展開していきます。その中でも学ぶことは非常に多く、世の中のお金持ちがどのようにしてお金を貯蓄しているかなどもさりげなく書かれています。
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<br />題名とそのストーリー紹介などからは一瞬小難しいビジネス小説かと思われますが、物語としての内容も非常に面白くなっており、ファイナンスにあまり興味の無い方でも楽しめる内容です。
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<br />登場人物の、おっとりとした性格でありながら天才的な一面を見せるキャラクターにも好感のもてる作品です。