「課長島耕作」の著者によるワイン入門。島課長のようにちょっといけ好かない内容かと予想しましたが、意外や意外、とても分かりやすく書かれています。
<br />ただ蘊蓄を披露するだけのありがちなワイン知識ではなく、本当に初心者にワインの素晴らしさを伝えたい意図が伝わってきます。
<br />「値段」「銘柄」しか判断基準がなかったので分かりにくかったのですが、「産地」「品種」「年代」「造り手」の4つにポイントを絞った解説がとてもわかりやすく、これならワインの世界に入っていけそうです。
<br />あとがきに「ワインを日本経済を引っ張り上げていく尖兵にしたい」とありますが、著者の意気込みを感じる良書です。
ワインに興味を持ち初めて、ちょっと詳しく知りたいな、
<br />という人におすすめの本です。
<br />今さら聞けない・・・なんていう初歩的な事から丁寧に教えてくれます。
<br />難しい本だと途中であきてしまうし。
<br />ワイン本に没頭するより、実際飲んだほうが楽しいですしね。
『島耕作』で知られる弘兼憲史氏によるワインレクチャー。読んでいるうちに、取材量の多さに圧倒され、感心する。まさに長年の知識とワインに対する思いが生かされた本だ。
<br />ワイン好きならたとえ初心者でも知識が学べ、ためになる入門書。