日垣さんの著作、最近良く出版されると思う。
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<br />斉藤孝さんのように、
<br />日垣ブーム到来か?
<br />と、
<br />ちょっと思う。
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<br />まあ、単に私が日垣氏の著書を最近よく読むようになっただけかもしれないが。
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<br />この本には、
<br />人に読ませるための文章のコツがわかりやすく書かれていると思う。
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<br />しかし、この本を読んだ結果の私の文章が、
<br />これである。
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<br />プロとして金を稼げるようになるには、一万時間は一つのことに取り組まなければならないそうなので、
<br />要するに、すぐには稼げないということだ。
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<br />でも、書き続けたら何かあるかもしれないとは思えた。
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<br />私の場合、多分一日平均二時間くらいブログを書いていると思うので、
<br />一万時間達成は、13,6年後。
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<br />乞うご期待である。
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文章を書くための示唆を得るために手に取った。このほど創刊された「幻冬舎新書」からの初期刊行本のなかの1冊。
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<br />同書の”あとがき”にも著者自身が語っているように、日垣隆という人は「文章の流れを飛躍させる人」である。話題があちこちへ散らばり、ながらも、結論部分ではちゃんと収束している。慣れないとすこし戸惑う所もあるが、読んでいると、どこか万華鏡を見るかのような趣がある。ひょっとするとこの著者は、さまざまな文章の「断片」をつくりあげ、それを編集しながらひとつの文章を作りあげていく作風なのかも知れない。
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<br />だから参考にすべき「センテンス」や「キーワード」「フレーズ」などをとても拾いやすい文章になっている。
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「私にとって文章は、お金を払って読んでもらうという以外の意味をもっていません。(あとがきより)」という著者がその方法論を語る。接続詞「〜で」「〜が」は出来るだけ使わないほうがいい。読者に立ち止まってもらいたいときには文章の中で疑問を投げかける。最低3種類の読者を想定するなど具体的なヒントが多数ある。タイトルどおりすぐに稼げるかどうかは疑問。よりよい文章が書けるように最低1万時間努力を継続することが出来ればお金をもらえるようになるということかもしれない。「稼げる」文章を書く際の基本と心構えを書いた本。
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