読んだからといって、セルフで実践できる人はそんなにいないのかもしれない。だけど、自分にも出来そうな気がしてきたし、機会があれば、将来好きな場所に土地を買って、別荘は無理でも小屋位はセルフで造ってみたい。そんな気にさせる本だ。著者の実践から得られたノウハウや裏技が的確で「なるほど!」「そうなっているのか!」と非常に参考になる。
<br />今まで、あまり知らなかった、家の構造や各部の機能が判るから、業者に自宅の建築を依頼する場合でも、現場を見に行ったときの「見方」が変わるかもしれない。そして、万一業者の作業に間違いや手抜きなどがあった場合、見抜ける目を養うことが出来る一冊だと思う。
<br />セルフビルドを目指す方はもちろん、これから自宅を造る予定の方々も、読んでおけば絶対役立つのではないだろうか?
今までセルフビルドについて10冊ほど購入しましたが、輸入物であったり、ログハウス、ツ-バイフォ-、一部業者任せ、また会社の広告と感じる等、今一でしたが、この本は私の知りたかった内容が一杯入っており、感激しました。中でも、失敗談、便利な小道具、の作り方等、資金が無く、信用もなくて、家を建てたい人、にとってありがたい本です。今、5坪ほどの小屋作りの基礎工事を、この本を見ながらやってますが、著者のご苦労が膚に伝わってくる本です。
私は10年前にマイホームは2×4で業者に建ててもらったのですが、その時に現場に通って一通りのことはわかるようになり、それからはDIYで外構(アルミフェンス、ラティスフェンス、カーポート、ウッドデッキ、駐車場の生コンうちなどをやってきました。現在は田舎の築100年以上の古屋をDIYで修理しています。管理不良で根太や柱がやられており雨漏りがある家で、柱をジャッキであげたり、土壁、瓦屋根を現代の材料で補修しています。
<br />一人でこつこつやっており、商品ではないので見かけは気にする必要はありませんが乏しい際財布と相談で無いアタマをひねっています。この本は本格的にセルフビルドする人ばかりでなく、私のように家の修理を自前でやろうとする人間にとっても、在来工法について指南してくれる点で画期的な本です。