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| 大辞林 第三版
(
松村 明
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■これまで初版(1988年)を愛用して来ましたが、かなりボロボロになったので、今回出た第3版(2006年10月)を買ってみました(第2版は持っていません)。期待に違わぬヴァージョンアップです。
<br />■語義解説が詳しくなり項目が増えたのは当然として、その他、改訂点として目を引くのは、次の4点です。
<br />(1)明治の作家の用例が増えたこと。鴎外・漱石の他、依田学海・末松謙澄など、「近代語」が充実しました。明治文学好きとしては、かなり嬉しい。
<br />(2)「ことばの誤用解説」が付加されたこと。例えば「姑息」には、【現代では誤って「卑怯である」という意味に使われることが多い】というコメントが付く等。よりいっそう使える辞書になった感じです。
<br />(3)「表記解説」が付加されたこと。例えば「とる」には、「取る」「採る」「執る」「撮る」などの使い分け方が詳しく説かれています。
<br />(4)新項目が増えたこと。「検索エンジン」「パティシエ」などは当然として、他には、人名が増えています。「ドゥルーズ」「デリダ」「カサベテス監督」「岡本太郎」等。
<br />■初版に比べると、活字も字詰めも、かなり見やすくなっています。
<br />また、特別ページが巻末にまとめられました。「擬音語」「手紙の言葉」「万葉集」等、読んで楽しい。 その他、巻末には「ABC略語」や「難読語一覧」も付いています。
<br />■18年間『大辞林 初版』を愛用して来ましたが、今回の『第3版』は、かなりの進化(深化)を遂げています。今後20年は手元に置いて使えそうだ!と感じています。
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