だんだん大きくなるお腹、同じように大きくなる嬉しさと楽しみ。臨月に入り必ず生まれてくるものだと信じて疑わず幸せな気持ちで過ごしていました。<br />しかし38週でその幸せは打ち砕かれました。<br />幸せそうな笑い声や新生児の泣き声が聞こえる辛い入院生活中にこの本を知り、退院してすぐ購入して読みました。<br />真冬にひとりぼっちで今にも消えそうな小さな焚き火にあたっているような感じで過ごしていました、本を読むまでは。<br />読み終えて少し心が軽くなりました。たくさんの人が焚き火にやってきて「私も同じ体験をしたよ。あなた一人じゃないんだよ」と言われたような気持ちになりました。<br />そしてあれから3ヶ月。「生きて生んであげられなくてごめんなさい」から「私のお腹に宿ってくれてありがとう」と気持ちが変わりました。この本のおかげです。
私もつい最近30週で子供を失いました。緊急で搬送された病院で出産し、その病院でこの本を紹介してもらいました。
<br />自分の気持ちを代弁してもらっているようで、何度も泣きながら読みました。同じ辛さを分かち合えるのにはもってこいの本です。
こどもを亡くした事の無い私は、この本の内容は衝撃的でした。でも全てが実話であり、私自身も我が子をなくしたらこうであろうと想像はできました。
<br />今後、お子さんを亡くされた方々に接する時に、この本に書かれていたことを参考にしたいと、脳裏に焼き付けることが出来ました。