池谷氏のこの著作はnature,scienceなどの最新論文からネタを引用してきて、そこから彼自身の意見や今後のその事項に対する予測をしています。
<br />トピックスとしては興味深いものばかり集められて楽しめます。
<br />しかい彼自身のそのトピックスに対する意見、予測にはやはり注意!何か彼の意見は
<br />そうなって欲しいという願望めいた話、こうだろうという偏見、先入観を読んでいて
<br />感じました。
<br />1つ1つのトピックスはのめり込めるので、ここは満点、彼の偏見、先入観を
<br />割り引いて☆4つにしました。
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子供用教材の中にある、著者の勉強方について記述に興味をもち、この本を購入しました。
<br />科学的用語や専門語がありながら、読み易い。ハギレの良い語り口調と簡潔な文章は、主婦であり、科学とはなじみのない生活をしている私でも1・2日で読める内容でした。この本で脳のしくみ、効率の良い記憶の仕方が理解できたので、子供の勉強の仕方に取り入れてみようと思います。また、年をとっても記憶力が衰えないという記述は納得できる内容でしたし、はげみになりました。使える本だと思います。
いつも使っている脳なのに、その働きについては知らないことがたくさんあります。
<br />論文で読めば難しいようなことも、身近な事例を使って解説されているので、わかりやすくておもしろかったです。
<br />特に「虹が7色」などの文化背景による思い込みについての話は、以前から音に関して「なんで同じ犬の鳴き声でもことばによって表現が違うんだろう」と不思議に思っていたので興味深かったです。
<br />言われてみれば、「思い出す」という行為も確かに矛盾していて不思議です。答えが出てこないのに、実はそれを知っているのですから…
<br />今後は脳の特性を活かすことによって、より健康的・生産的な生活を送りたいものです。