書き出しはいつもの宮嶋節炸裂っ
<br />相変わらずギリギリの選択で行動している内容ですが、本人は老いを感じています
<br />ともあれ日本国内で報道だけを基に思案構築するものと実際に現場で肌に感じながら
<br />構築するものとではこうも違うものかと痛感しました
<br />おぼろげながらこうなのかなと考えた事よりも事実は上を行くものでした
<br />戦争というか混迷が酷くなるとイラクそのものからメジャーな新聞社とテレビ局などの現場
<br />派遣は軒並み撤退しイラクに居るのはフリーのみという状態になる
<br />そんな自前の社員が現場に居ない状況でよくもイラクの真実を検証するだのといった
<br />番組が作れたものだなと思った
<br />そんな矢先、自称ジャーナリストでイラク入りした女性1人男性2人の日本人3人の人質事件
<br />が発生、国内のイラクにも行ったことのない大多数の日本人とは違う宮嶋氏本人の率直な
<br />感想に納得、日本人よ甘ったれてんっじゃねえ
<br />そして最後のカメラマン仲間の非業の死に向かって本のタイトルが意味を持ってくる
<br />報道関係者の無力さと報道関係者だから出来ること、そして外務省の怠慢
<br />これは泣けます、怒りのお裾分けの火がつきます
<br />イラク派遣に考える事があるなら是非読む必要が有る本です
考えてみれば、彼が『ああ、堂々の自衛隊』でカンボジアPKOの自衛隊員を取材してから12年がたつ。当時はCanon T90をメインに、ミノルタ CLEをサブに使い、原稿や写真のやり取りは郵便を使っていたバッタカメラマンだったが、いまやCanon 1D Mark IIを主力にインマル担いでパソコン経由で写真を電送し、生中継で立ちレポまでするようになっている。<p> そして、この本に収められている写真で一番感じたのは、自衛隊員のカッコがアカ抜けてきたということだろうか。迫撃砲かなんかが打ち込まれて、駐屯地内のコンテナに保護されることになった時、決して外には出るな、と伝えに来た自衛隊員のフリッツタイプのヘルメット、ミラータイプのサングラス、迷彩柄のマフラー型のマスクといういでたちはシブイ。アタマに白いタオルを巻いたみたいなカンボジアPKOの時の土方スタイルとは確実に違っている。カンボジアPKOの時の志願者は、まさか自分が海外展開するとは思ってもみなかった時に入隊したのだろうが、いまや、自衛隊員の志望動機のNo.1は国際貢献だという。そんな時代が一枚の写真、そして宮嶋の文章からも読み取れる。もっとも日本兵ということは「腰から吊した蚊取り線香」で十分、認識できるらしいがw。
(;'Д`)ハァハァ 白陵中学、白陵高校を卒業しながら・・・<br>何故か日大芸術学部写真学科に進んだ変り種(中島らもみたいだ(笑))・・・宮嶋さんの新刊です・・・・?!<p>早速読ませていただいだので、レビューを書きます・・・?!<p>笑いのポイントは押さえてあるが、橋田信介、小川功太郎 襲撃事件の章などは涙が禁じえません・・・・。<br>何という義理堅さ・・・そして人情であるかと・・・<br>宮嶋さんの精神性に感嘆をあげます。<p>白陵卒の頭脳とエリートの道を捨ててまで・・・写真へ情熱をかけた<br>彼の究極の著書が・・・こいつである!!<br>今まで宮嶋作品を読んできたが・・・この本はベストである!!