本書は著者が7年5ヶ月をかけて自転車で世界一周をした時の冒険記です。<p>さすがに7年5ヶ月もの大冒険を1冊の本にするにはページ数が少なく、物足りなさを感じました。<br>読んでいてそれぞれの国で起きたエピソードはそこそこ面白いのですが、前後の話が飛びすぎている上に、旅をしている日付や季節がわからないので臨場感が薄れてしまいました。<br>文体も自己満足的な書き方なので、好みによっては読みにくい本だと思います。<p>ただ、駆け足で7年5ヶ月の世界一周旅行をイメージすることはでき、著者のちょっとした旅のこだわりから、喜怒哀楽が表現されています。<br>できれば各エピソードと共に写真が添えられていれば、各地の雰囲気を一層味わえたと思います。
この旅は一回も日本に帰らずに世界一周したのでしょうか?それとも日本にちょくちょく帰ってきてたのでしょうか?
久々に本のことを書こう。<br>否、書きたくなる本に出会った。<p>旅行記を読むのが好きである。<br>とりわけ冒険、探検モノ。<br>自転車ものも嫌いじゃない。<br>でも読むだけ。一回きり。自分の中に閉じ込め、忘れ消えていく・・・。<br>このテの本は、記憶に留めることも、書き残すことも、<br>まして人に勧めるなどということなく忘れ去っていくのがほとんど。<p>図書館でフト目にとまり読み出した。<p>石田ゆうすけ。<br>いいぞ、いいぞ。<br>いけるね、泣けるね。<br>触れるよ、琴線に。<p>7年半の旅の感動の幾つかは私も共有できた。<br>久々に人に勧めたくなる本だ。<p>ええで!ええで!<br>石田ゆうすけ<br>『行かずに死ねるか!世界9万5000Km自転車ひとり旅』<p>泣けるぜ!<p>タカが若僧チャリダ-に不惑のはずのオジサン泣かされる。<p>(2004.9.30『せきやんのこんな日もある』から)