|
| 日本人のしきたり―正月行事、豆まき、大安吉日、厄年…に込められた知恵と心
(
飯倉 晴武
)
暦から冠婚葬祭、日常のちょっとした習慣など、さまざまな日本のしきたりについて簡潔且つ多彩に記されている。
<br />日本人がいかに季節を大切にしてきたか、また、円滑な社会生活を送るのに気を配ってきたかが理解できる。 初の日の出はなぜありがたいのか?初詣の本来の意味は?鏡餅はなぜ丸餅を二つ重ねるのか?おせち料理は正月料理?節分には何故豆まきするのか?ひな祭りって何を祝うの?土曜の丑になぜうなぎを食べるのか?お月見をなぜ十五夜と呼ぶのか?・・・・・などなど我々日本人が習慣として日頃行っていることを意外と我々は知らない。この本を読むと、これくらいのことは知っておきたいな、という日本人としてのしきたりをわかりやすく教えてくれる。ただ、詳細や故事などはあまりなく、簡易的で1ネタ1ページ位の分量なので、薀蓄を得るまでには至らない。それでも、年中行事の意味が知りたい人にとっては、すぐに役立つ本である。
|