この作品は、作者が「目のうろこ」という別の本で書いた視点が貫かれています。すなわち、「中国という存在を愛し、その未来を信じ、自分でできる手助けをしてやろう」という、一言でいえば「愛」にあふれています。
<br />上海で文革中にキリスト教が弾圧されたことを老人の教徒の口から語らせ、クリスマスの復活を一緒に祝う一方、紅衛兵の弾圧行動に「新しい中国を作ると言って」とさりげなく軽い理解も示します。中国の庶民への愛にじーんときます。
<br />延安の毛沢東らの旧居は「どれも同じやんけ」と突っ込むなどイデオロギーに目がくらんでいません。さわやかで佳作です。
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「中国いかがですか」を小田空嬢が書いていると知った時のショックはでかかった。まるで羊肉に思い切り香辛料をつけて食べる焼肉のような気持ちである。(どーゆー気持ちじゃ?)私は小田空嬢の「空くんの手紙」を「りぼん」時代愛読していたので、このギャップは驚いた。でもたまげたもんだ。みあげたもんだ。<p>また訳のわからない少数民族生息地に行きながらも帰ってくる著者はタダモノではない。
の第2弾です。<br>前作のつづきということで、<br>中国田舎町の日常生活が大爆笑のマンガと共に描かれています。<p>中国の衣、食、住、を網羅したアジア好きにはたまらない作品です。<br>ただ、残念ながら前作の方がパワーがあったように思います。<br>でも1作目を読んだら、2作目も読みたくなって仕方なくなるはず!<p>田舎町とは言え、冬は平均気温-8度の所に住んだ著者の<br>寒さとの戦いも必見です。<br>カイロ代わりに焼き芋をポケットに忍ばせ、<br>それでも耐えられなくなったら喫茶店に入って<br>幻のジュース、「ホットコーラwith麦」で一休み。<p>現在日本に住んでいると、カルチャーショックだけでなく、<br>ジェネレーションギャップも感じてしまいます。<p>続きがあると思うので、第3巻にも期待大です。