内藤忍さんと言えば日本のアセット・アロケーションの第一人者と呼んでもいいほどの存在です。
<br />そんな内藤さんの手法が存分に書かれたのがこの一冊でしょう。
<br />セミナーが好評らしいですが本で知識を得るほうが学べる点も多いと思うし、
<br />本を読破してから更に知りたい部分をセミナーなどで教わるべきでしょう。本来ならばね
<br />内容ですが基本的なこと。王道的なことを書かれています。
<br />理論的にも年率5%程度ならば本に従えば安全に運用できるでしょう。
<br />そして運用資産も膨らんで投資経験も積んだ投資家向けにも
<br />タクティカル・アセット・アロケーション等と有意義な情報もあります。
<br />最近はデイトレードとバリュー投資が花盛りですが今までの時代がそうであったように
<br />デイトレやバリュー投資でさえも下火になる時期がいずれ来ます。
<br />本来ならば投資の入り口に立つべきアセット・アロケーションも見直される時期が近い予感もする一冊でした。
<br />なぜならば投資手法の話なんて資産配分の中のひとつのカテゴリーの話ですからね。
タイトルの通り10万円からでも資産形成ができると教えてくれる本です。具体的に金融商品を紹介しているのでどの金融商品を買ったら良いのかわからない人にお勧めの本です。また、なぜその金融商品を買ったらいいのかを説明してくれているので納得できるはずです。
この本は、いわゆる投資による資産運用法についてのガイダンスなのですが、「10万円からはじめる」というのがポイントです。
<br />
<br />投資という手段で資産を増やそうとする場合、一番大切なのは、それぞれの投資がもつ、リスク、リターン、の特徴をよく知り、もっとも理想的な割合で分散して投資するべし、ちゅーことなのです。その割り振りを専門用語ではアセットアロケーションといいまして、まま、詳しいことは本を読んでください^_^; とってもわかりやすくし書いてあります。
<br />
<br />で、要するに、分散投資⇒それぞれの利益・損失による投資先での成長のばらつきの発生⇒ならす というのを繰り返して、資産を長期的な眼で増やしていきましょう、ということです。それは、投資に使える資産が10万円でも1億円でも理論的には同じなので10万円でシミュレーションしてみましょう。というわけなのでした。
<br />
<br />ただし、授業料10万円といっても、一般的な学習と違うのは、払うばかりとは限らないということです、元本はほぼ保証されているわけですから、ちょっと緊張感のあるタダ勉ということです。
<br />
<br />で、もうひとつ重要なのは、これは十分条件に過ぎず、資産運用において一番肝心なこと=必要条件は、「そのための目標・夢」を持つ、ということだそうで。確かに闇雲にお金を増やそうというより、年に1度は海外旅行に行く!とか、盆と正月は温泉宿に泊まるとか、50inchのプラズマテレビを買うとかのほうが楽しい気がします。
<br />
<br />そこで、そういうこまごまとしたものから、壮大なものまで「夢」と名前のつくものを列挙しましょうとも提案しています。
<br />
<br />ははー!面白い。というわけで早速夢ノート、用意してみました(^.^)
<br />新学期だし、私も一つくらい新しいことを勉強してみようかな♪
<br />