小学校受験をさせた親としてみて、とても的を得ている本だと思う。
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<br />親が受験する学校の試験内容と選考のパターンをよく研究すれば、小学校受験をするにあたっての最短ルートがわかる。週に何回もお受験塾に通わせる必要はない。通うのに疲れるより家でやった方がペーパー対策は楽だとも言う。ペーパー対策として出題される分野を分析して、分野別問題集をこなす、間違ったものをつぶしていくことで足りてしまうという。
<br />あとは行動観察対策。この部分についての分析ももツボを得ている。が、ある意味あっけなさすぎて、経験のない親にきちんと割り切って理解できるだろうかとも思ってしまう。
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<br />第一子の場合、どうしても勝手が分からず、不安にかられ、お受験塾に過重に通い詰め子供を疲弊させがちになると思う。親が第一子の時からここまで落ち着いて受験対策を実行できるというのが感心する。第二子であれば、かなりの人が納得でき、実行できる本だと思う。
「受験準備の主役は幼児教室ではなく家庭にある」という著者の基本的な考え方と、それを実践した家庭での具体的な学習法を知り、これが小学校受験の本来のあり方だと教えられました。入試本番まで後5か月、今からできることは少ないと思いますが、不必要な不安、焦りは解消できました。すっきりした気分で入試を迎えることができそうです。とくに願書・面接対策はとても参考になりました。本書に出会えたことを感謝したい気持ちでいっぱいです。