「こちらきつねうどんになります」「コーヒーのほうおもちしました」など店員さんが敬語のつもりで使ってる言葉のどこがおかしいかを理論的に説明し、「一瞬・一睡・一炊」の夢のうち正しいのはどれ?などたずねるプチクイズもついていて、800円でこの充実度。
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<br />日本語は言葉ですから例外はあるにせよルールがあります。
<br />たとえば接頭語の「お」「ご」にしても、原則として「お」は和語につけ、「ご」は漢語につけることになっています。
<br />そのルールを理解していれば正しい日本語を使いこなすのはそう難しいことではありません。
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<br />あまり使い方に神経質になりすぎても楽しくありませんが、日本語における言葉の流動性といいますか、変化を有る程度容認しつつ、解説している点も評価できます。
元祖「問題な日本語」そして、『続弾』「問題な日本語」
<br />この本たち、結構好き。
<br />なぜなら
<br />・表紙の絵がかわいい
<br />・目次の「言葉紹介」がオモシロイ。
<br />・特に挿絵チックに入っている「マンガ」がオモシロイ。
<br />(きっとこの「チック」も指摘されるはず。)
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<br />・・・・・・えっそんな理由??って感じ ?????ヽ(゚◇。)ノ?????
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<br />こんなに「かわいく・オモシロク・読みやすく」しているのは、著者が「問題な日本語を話す人達の1人でも多くに読んでもらうための策略に違いない。
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<br />中でもそうか!!!!w(゚o゚*)w!!w(゚o゚*)wと思ったのは、
<br />・特に理由はないです。
<br />・何げに
<br />・私的には
<br />・ご住所書いてもらっていいですか。
<br />・お申し出下さい
<br />・ご遠慮させて頂きます。
<br />かな?(・・。)ゞ
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<br />きれいな日本語は聞いていると心地よいから、話せるとなお心地よいに違いない。これで私の「問題な日本語」も少し改善されるかも。
こりゃ面白い!
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<br />堅苦しい説明だけかと思いきや、
<br />「現在は普通でしょう」
<br />「将来は問題なくなるかもしれません」
<br />など、“日本語は生きている”を前提に、ていねいに解説してます。
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<br />明鏡国語辞典の編者と執筆者が解説しているので、精確な勉強もできます。
<br />目からウロコが落ちっぱなしの一冊、いのうえさきこさんの4コマもいい味出してるので、ぜひご自宅にも!