まだドラッカー氏の本を全て読んではいない私にとって、タイムリーな内容です。
<br />最近は、ドラッカー氏の最近の著書「マネジメント基本と原則(エッセンシャル版)」
<br />(上田氏訳)を読んで多くの気づきを得ました。
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<br />本著「ドラッカー入門」の特徴を自分なりにあげると、
<br />1.ドラッカー氏の著作・歴史性を込めて要点を解説していること。
<br />(巻末には、氏の年譜と主要著作の概説がついている)
<br />2.ドラッカー氏の生涯を通しての命題を浮き彫りにしたこと。
<br />3.入門のタイトルにふさわしく、広角的な視界でドラッカー氏の思想を紹介していること。
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<br />その他、訳者の流れるような文章に引き込まれていくうちに、「自分のライフワークは何か」を考えさせられる。
<br />第6章「世界のモデルになり得るか。ドラッカーが恋した日本」では、今は亡きドラッカー氏の心が伝わってくるように思えるし、
<br />索引が良く出来ているのもありがたい。
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にわかドラッカーファンとしては,全ての著作にふれることは難易度高し・・・。
<br />その中でこの「入門」は,各著作のエッセンスを系統立ててまとめてくれているので非常にありがたい!
<br />全著作を読んでいるようなドラッカリアンには改めての整理・振り返りのために,
<br />私のようなにわかドラッカリアンには,まさに「入門」&著作を読み進めていく指針としてオススメです。
ドラッカーの本は数多く何度も読んでいる。読むたびにすごさを感じていたが、この本を読んでからもう一度ドラッカーの著書を読み直すと、前に読んだときにはわからなかったことが多くわかるようになっていて、またすごさを感じた。
<br />本書は、「ドラッカーの分身」「ドラッカーの最大の友人」とも言われる上田先生の本だが、上田先生は翻訳をされるときに何度もドラッカーとFAXのやり取りをされたと聞いている。それだけにドラッカー哲学の真髄といえる部分が本書に余すことなく記されており、読んでいてゾクゾクした。ドラッカーの本を何度も読んでいる方もこの本を読むことによりまた新しいドラッカーが見えてくる。ドラッカーをこれから読む方もこの本を読んで基礎知識を得る事を薦める。