実際のコンサルタントがまとめた本なだけに、論理だった内容で、かつ、判りやすい内容でした。分析ということで、数式など難しい本と構えてしまいそうですが、実際は「考え方」が書かれているので、数式などは一切出てきません。
<br />
<br />色々な「考えるためのフレームワーク」が適度な事例とともに紹介されていて、いかに自分がMECEに考えられていないか、効率よく考えていないかを思い知らされます。こういった分析の考え方は、ビジネスを考えていく上では、誰しもに必要なスキルであり、そういった意味では手元に置いておき、困った時に読み返すことで、自分のものにしていくことが重要に感じます。
<br />
<br />分析を行う方の入門としても比較的わかりやすいまとめ方をしていると思います。細かい分析手法については、考え方と活用方法などのみが紹介されているので、自分に必要な分析手法を選択し、他の書籍などで深堀する感じでしょうか。逆にいえば、分析手法については細かく書かれているわけではないので、そういったものを求める方には向かない書籍だとも言えると思います。
ビジネスの世界で、「事実」をどう把握して単なる「分析」におわらせずに「意味」まで到達していくのか、世の中で経営企画的な仕事をしている人々にとって、永遠のテーマの一つだと思う。その入り口として、この本の内容は非常に明快なアプローチと事例で目からうろこを落としてくれること請け合い。仕事をしながら何回も読み返している。
私は、地方公務員ですが政策決定の際にも役に立つ考え方だと思う。
<br />分析とは?決断とは?
<br />難しい数学的知識がなくても、物事の整理の仕方次第で、正しい判断へと導いてくれる。
<br />仕事を進めれるとき常に傍らに置いています。