触ってみないと読めない表紙のタイトルなど、五感を意識したちょっとした工夫がいいですね。
<br />五感ブランディングに関する専門的なハードビジネス本かと思って読み始めましたが、洒落たイラストなどもあって、思ったよりもずっと読みやすかったです。ただ、すらっと読めるわりには、なるほどそうだ、と思わせる部分も結構多く、内容的には本質的なことをついているような気がしました。新宿駅を題材にした面白いケースなどもあり、マーケティングやブランディングに関連してない方でも、わかりやすく読めるのではないでしょうか。
<br />学術的な研究サポートなどがもう少しあってもよかったと思いますが、マーケティングの新しい流れを気軽に理解するという点で考えれば、かなりお薦めできます。
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びっくりしました。
<br />大学の時に商学部ってこともあって、ゼミの課題の為、卒論の為にブランド論に関する本はいくつか読みました。
<br />いや、読まされたっていうのが正しいかも。
<br />でもこの本は違いました。装丁がかわいくて手に取ってみたわけですが、本屋でパラパラとめくってみたらこれがなかなか面白い。
<br />多分、理論を“ガツガツ押し付けてくる”というより、こういうブランディングの手法もあるよ〜、って感じで“提案してくれる”のが心地よいのかも。
<br />あと、わかりやすい架空のケース(新宿)を出して説明してくれているのがうれしいです。
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<br />なるほど。
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<br />五感ね。ちょっと、いいかも。
これまでのヴィジュアル頼りのブランディングを
<br />より踏み込んだ領域に導くための
<br />良いソースとなる本だと思いました。
<br />クリエイティブチームとアカウントプランニングチームを、
<br />そしてクライアントのブランドにおける『愛着』を
<br />より深めるためのヒントがいっぱい隠されています。
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<br />『新宿駅の仮想ブランディング』の実例が
<br />この5感ブランディングの可能性を
<br />より分かりやすく示してくれます。
<br />ブランディングに携わる方、特に若い感性を持った方
<br />(年齢には関係なく)にはオススメの一冊です。
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