どこの銀行で投資信託を買おうとしても、薦める投資配分は、機械的に株50%債券50%で長期(何十年も!)持てば平均○%に回りますよ。
<br />というようないい加減なアドバイスだ。その理論的根拠も示されない。
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<br />しかし本書の進める投資配分は全く違う。読むほどに納得できるやり方が書いてある。
<br />私は金融機関で投信を売った経験があるが、全ての金融機関はこの本を読んでみるべきだ。
<br />自分のやっているセールスがいかに根拠が無く、逃げ腰で、顧客のためになっていないか理解が出来る。
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<br />題名は安っぽいが、内容はプロから初心者まで読み応えがある。初心者は結果だけ「鵜呑み」にして実行するだけでも良いパフォーマンスが得られるだろう。真の良書である。
作者のお奨めは「日本株3割+外国債券7割」だそうです。読んでいると説得力があるので、早速、証券会社のWEBサイトで外国債での投資信託の商品を物色していました。
<br /> 最近、内藤忍さんの「資産運用塾」も読んでいるのですが、それとは、少し資産の配分比が違います。どちらを選ぶかはこれから研究したいと思います。
最新作『これから10年 長期投資のロードマップ』を読んでおもしろかったので、この前作も購入し読んでみました。
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<br />最新作が、経済・市況の「先を読んで」投資することについて、説明しているのに対し、本書は「外国債券7割・国内外の株3割」の比率で「長期投資」を行うことを薦める内容となっています。
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<br />既に外国債券を保有している方や、グローバルソブリン等で間接的に外債投資を行っている個人投資家の「次の一手」を考える参考になると思います。
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<br />読む順番とすれば、本書を先にした方が良いでしょう。
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