題名はうさんくさい「予想本」のようだが内容は真剣である。
<br />著者は前著でも題名の付け方が「子供向き」で損をしている
<br />この本もプロが読むと、感動モノの内容である。
<br />何年後にどうなる、と言うの予測が中心だが読みどころは別にある
<br />なぜその予測を立てたか、その理論展開が素晴らしい。
<br />何年後にどうなるではなく、このような経済情勢ならこうなる
<br />と言う部分を理解できれば読者が自分で予想を立てることが可能
<br />になるだろう。特に米国金利の影響を分析している部分は白眉!
<br />何年も座右において、時々読んでみたくなる本だ。
<br />この本は一冊5万円でも、買いたくなる人がいるだろう。
<br />私もつまらないセミナーに出るくらいならこの本を読めと言いたい
色んな株の本を見ましたが経済の基本が統計的に理解出来、自分自身で経済の予想が作成出来る処が良いですね。一読しましたが経済は細かい事は兎も角基本的な動きは過去の統計が示す様に将来は過去の延長に過ぎない。株価は瞬間的には人気に拠って可也過激に動くことも多く有ります。又其の時期が少し前後する事は有りますが、自分の作成した予定に沿って動く事が良く理解出来る。株に関わらず金融商品を取り扱う方はこの本、或いは関連書を読まれると良いと思います。
本書はまずシェイクスピアの「ヴェニスの商人」の登場人物を、資本主義社会における2つの投資家タイプとして取り上げることから始まっています。経済学的な視点から物語を捉えているのはエピローグに出てくる「シートン動物記」でも同様ですが、とにかく示唆に富む内容に驚かされました。物事の本質とは何なのか、様々な経済事象がなぜ起こったのか改めて考えさせられ、教えられます。
<br />第2章、第3章では筆者の経験とそこから導き出された具体的な“答え”が投資のロードマップとして明確に示されており、第4章では投資におけるリスクの考え方、第5章では長期投資家としてどのように生きるべきかが分かりやすい言葉で書かれています。
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<br />「投資家になるというのは、このように景気を軸に、世の中の動きを見つめながら、「時代」の流れを理解し、次に起こることを漠然とながらも予測できるようになる、ということです。」(第5章より)
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<br />この本を読み、長期投資家として長くマーケットと関わるためには、出来るだけ不安要素を取り除く努力をし、長い道のりを歩く方法を示した“ロードマップ”を頭に入れておくことが大事だということを、強く認識させられました。
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<br />本書は巷に溢れている投資のノウハウ本とは全く性質の異なる本であり、多くの方に、長く手元に置ける良書としてぜひお勧めしたいと思います。
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