佐藤先生の本は読んでいて理解しやすいのは特徴ですが、
<br />今回の本は少し微妙!
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<br />ケースによって使い分けるトーク集が書かれているが
<br />どこかでも見た事のあるよな・・・無いような・・・?
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<br />第六感を磨くトレーニングはやってみる価値はあると思います。
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<br />最近多くなってきた意味不明なクレーマー対策にはこの本で書
<br />かれているトーク集は有効だと感じました^^
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<br />全体的にはいい本なのですが、読んだ後に少し物足りない気が
<br />してしまったので星4つにしてしまいました。
とても役に立つテクニックがあると思います。
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<br />ただ残念なことに、専門の心理学の先生が共著者として名前を貸しているにもかかわらず、適切ではないと思われる記述が多々あります。
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<br />たとえばP85に
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<br />『突然ですが、あなたは好きな女の子に告白するために、鏡の前で練習したことがあるはずです(いえ、隠してもバレています)。誰だって、そういう経験を持っていても不思議ではありません。』
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<br />と書いてあります。つまり、著者は無条件にこの本の読者は男だけだと決め付けているわけです。営業は男の仕事、あるいは本を買って自己啓発をするのは男だけだと思っているのかもしれません。あるいは今まで著者が仕事をしてきた相手は男だけだったのかも。
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<br />このあたりを名前を貸している心理学の先生が事前にチェックして修正させてあげればよかったのにと残念です。
人事面談を待つときの待合室。心臓はドキドキ。
<br />あれを聞かれたらこう答えよう、とか考えていると
<br />呼吸も浅くなりがち。こうなってしまうと
<br />うまくいくものもうまくいかなくなります。
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<br />心理学的な知見や話術という鎧をまとえば、
<br />そうした不安な気持ちから開放されるのか。
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<br />確かに丸腰の状態よりはいいだろうが、
<br />相手もそうした知見を持っていたら、策を弄する人に
<br />嫌悪感を抱く人だったら? 逆効果になりかねません。
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<br />学問は学問として認めるとして、
<br />そんなに簡単には行かない人間社会に全て
<br />当てはめようとしてはいかんと思いながらこの本を読んだ。