組織の中で昇進を目指す人と、世界中で平らなネットワークを持って活躍する人の対比が興味深かった。自分のプロフェッションを持っていないと後者の人材にはなれないと感じたし、そうならなければいけない時代にすでに入っていると再認識させられた。
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<br />アメリカとフランスが互いをリスペクトしているいて、アメリカと日本の間にはそのような関係がないという書き方はうまいと感じた。リスペクトという単語でピッタリだなと思う。
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<br />全体を通じて、量の割りに内容が薄いことはやはり、ダイアローグという形式だからでしょうか。
<br />読後、自分で考えることが重要な内容だと思います。
そうだよね、と感じる部分が多かった。
<br />しかし、そのせいかサラッと読み終えてしまった。
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<br />「個」を見つめるダイアローグというタイトルだが、内容は現在の日本の問題とかを考えるといったもの。
<br />外国との対比を用いながら、今の日本のおかしな部分を指摘している。
<br />その指摘自体は的を得ていると思う。しかし、すでに指摘されているようなものが多かったと思う。
<br />比較の対象として、外国で何が起きているかを話しているのだけれど、その部分が個人的には良かったかなと。
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”日本にいながら日本社会を外部からの視点でみつめることのできる数少ない作家”村上龍氏。
<br />初期のエッセイが日本社会の閉鎖性に対する批判が主だったのに対し、近年はいかにして希望を示すかということを日々実践されています。企業家である伊藤氏との対談は様々な話題に及んでいますが、読めばどの年代層の人も何らかのpositiveなエネルギーを得られること間違いなし!
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