数年前、初めてクリスマス・マーケットツアーに行った時、
<br />この本のお世話になりました。
<br />それからというもの、作者同様ずっと病みつきになってしまい、
<br />今年もまた、ツアーの予約をしちゃいました。
<br />クリスマス・マーケットを主としたガイド本は
<br />今のところ、この本しか発刊されていないので、
<br />また、再度読み直しております。
<br />甘い砂糖菓子のシナモンと香ばしい焼きソーセージの香りに包まれ、
<br />ライトアップされ、荘厳さがより際立つゴシック建築の美しい教会と
<br />グリム童話の世界から抜け出たかと見まごうばかりの町並みに囲まれた
<br />マルクト広場のマーケットの灯りの中にさんざめく人影と夜店。
<br />クルミ割り人形、
<br />美しく彩色されたガラスのオーナメント、
<br />エルツ村の木工細工の小さな天使や音楽隊、
<br />グリューワインの立ち上る湯気。
<br />暗闇の中で全てが美しくキラキラと光輝く光景が脳裏に鮮やかに蘇ります。
<br />
<br />特に南ドイツの街々のクリスマス・マーケットは、
<br />牧歌的で、郷土色が強いようですね。
<br />でも全般的に日本の夜店のような猥雑さはなく、
<br />馬鹿騒ぎをするけしからん輩や、酔っ払いに遭遇したことがありません。
<br />無為な夜遊びに興じる10代の若者達もいません。
<br />いたとしても、きっと大人達にたしなめられてしまうのでしょうね。
<br />集う人々は大人と家族連れが中心で、
<br />他のヨーロッパの国々に比べれば旅人は安心して過ごすことが出来ます。
<br />
<br />きっと、私は死の間際に、この光景を思い出すだろうなア〜
<br />
<br />旅の思い出とともに、
<br />ずっと持っていたい一冊です。
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
思わすドイツへ行きたくなります。
<br />各町で開かれるクリスマスマーケット。数々のオーナメント、蝋燭、クッキー等
<br />が売られそれらをグリューヴァイン(スパイス入りホット赤ワイン)で体を
<br />暖めながら物色する。しかもそれを入れるマグカップは各町ごと、
<br />毎年デザインが変わるのでコレクターも多いとか。
<br />
<br />冬のドイツは日照時間が短く(日の出9時日の入り3時位)とても寒いらしい
<br />けれど航空運賃は安いし、町はイルミネーションが煌き、人々はクリスマス
<br />に向けて家族のプレゼントを用意するのでセールもあるとか。
<br />このマーケットはドイツだけのものらしく、英国留学していた友人がよく
<br />この時期のドイツへのツアーの案内を見たとか。最近では日本からもツアーがあります。
<br />写真も綺麗だし冬にこの本を眺めると幸せな気分になります。